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Glenn Gould

♪Mozart, fantasia In D minor K. 397



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何よりあらゆるイノベーションは母語の領域で行われるということが決定的である。

私たち誰でも母語においては新しい言い回し、ネオロジスム、それまでにない音韻、文法的破格を行う自由を有する。それによって母語は不断に富裕化している。

ある語をその辞書的意味とは違う文脈で用いることが「できる」という権能は母語話者だけに許されている。

今の日本の若者たちは「やばい」という形容詞を「すばらしく快適である」という意味で用いるが、それを誤用だから止めろということは私たちにはできない。

けれども、例えば私が「与えた」というのをgaveではなくgivedと言いたい、その方がなんか「かっこいい」からと主張しても、それは永遠に誤用のままであり、それが英語の語彙に登録されることは絶対にない。

知的イノベーションというのは、こう言ってよければ、そこにあるものをそれまでと違う文脈に置き直して、それまで誰も気づかなかった相に照明を当てることである。だが、そのような自由が許されるのは母語運用領域においてだけなのである。

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知的イノベーションは母語によってしか担われない。

成長したのちに学んだ英語によっては「すでに英語話者が知っている概念」を表現することはできるが、「まだ英語話者が知らない概念」を語ることはできない。語ってもいいが、誰も理解してくれない。

母語ならそれができる。母語話者の誰もがそれまで知らなかった概念や思念や感覚であっても、母語なら口にした瞬間に「それ、わかる」と目を輝かせる人が出てくる。

記号が湧出してくる「土壌」を母語話者たちは共有しているからである。その非分節的な「土壌」から生起するものは潜在的には母語話者全員に共有されている。だから、「わかる」。それがイノベーションを励起するのである。

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rllt:

Charlotte Gainsbourg by Stefan Heinrichs

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thebirthofart:

The Who at the Carl Schurz Monument, Morningside Park, New York

Photography by Art Kane

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robotcosmonaut:

Ramones, New York (1975)

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New Order

♪Leave Me Alone



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Johnny Ramone in concert, 1977

Johnny Ramone in concert, 1977

(出典: orphichymms)

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 グローバリズムが拡散したものは、自己決定、自己責任、自己実現という誰にも頼らず、誰にも責任を転嫁せず、誰の世話にもならずに自分の力で生きろという不思議な価値観です。そうすることで、個人は自由を獲得できるということなのかもしれませんが、およそどんな生物も、単独で生きているわけではなく、どこかで頼り合い、どこかで奪い合い、どこかで生きやすさ、生存の可能性を探り合い、やりくりしながら、他者との折り合いをつけています。

 この折り合いの付け方、やりくりの仕方、摺合せの方法を、生物それぞれのやり方を探りながら、環境適応してきました。あるいは、環境適応しえた生物が生き残ってこれたわけです。

 場所的な棲み分けもそのひとつで、おなじ餌を食する近隣生物は場所を棲み分けることで、果てしない餌の争奪、殲滅戦を避けてきたわけです。これがエコロジカルニッチであり、国民国家の構想もまた、エコロジカルニッチと相似的な棲み分けであると考えられます。

 もし、世界を一つの市場、一つの言語、一つの物差しだけの空間にすれば、その空間においては、それまで棲み分けを可能にしてきた境界が取り払われ、生存の条件である食料や、エネルギーをめぐって近隣の異種が奪い合いの闘争を始めることになります。

 ナショナリズムは、エコロジカルニッチが働いているところでは起こりようがないのです。気分としてのナショナリズムは、郷土愛、地元愛といった自らの棲み分け空間への愛着であるパトリオティズムとは違い、もっぱら他者を選別し、異種を排斥するための差別指標を作り出すという形で芽生えてきます。

 それはいくつかの生簀で平和に過ごしていた同じ餌を食む異種が、ひとつの生簀に放り込まれた場合に、異種を排斥し合う行動に出ることに似ています。

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tickettobeatles:

no sign of love behind the tears

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Glenn Gould

♪Mozart, Piano Sonata No.13 In D Flat Major K.333